VERNACULAR
strong>本, 石川 直樹
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によって 石川 直樹
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内容紹介 世界9カ所のヴァナキュラー建築と呼ばれる家屋とそこに暮らす人々の身ぶりなどを 600ページに及ぶボリュームで辿る写真集。 『VERNACULAR(ヴァナキュラー)』とは、 風土、地域性、土着性、あるいは土地固有の建築様式などを示す名詞および形容詞。 フランス南部にある岩棚住居。 ボリビアチパヤ村・丸いドーム型の奇妙な家々。 ベナンの水上都市・ガンビエの、Pilotiと呼ばれる湖底に刺した柱の上に立つ高床式の家。 ペルー・チチカカ湖に浮かぶトトラと呼ばれる葦を束ねて作った人工の浮島のうえにある家々。 世界でも有数の豪雪地帯・岐阜県、白川郷の自然条件に適合した構造の合掌造りの民家。 カナダ・ハイダグワイにある朽ちかけたトーテムポールとそこに流れる神話の時間……。 世界中に点在する特殊な家屋の集落に住む人々に共通するのは、 彼らが国家から一定の距離をおいた小さなグループで暮らし、 その結びつきを確認するかのように古い祭祀儀礼や伝統文化を どうにか維持し続けているということである。 それぞれの土地から滲み出してくる人々の力強い身ぶりは、 均一化する世界の趨勢に抗う存在感を放ち続け、 ある大きな変化への発火点になる力を秘めている―。 それがこれらの写真を撮り続けてきた石川直樹が一点一点の写真に込めた希望である。 著者について 石川 直樹(イシカワ・ナオキ) 1977年東京生まれ。 2008年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。 06年、さがみはら写真新人奨励賞、ニコンサロン三木淳賞、 08年日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞受賞、開高健ノンフィクション賞。 現在多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。 写真集に、03年『POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風』(中央公論新社)、 05年『THE VOID』(ニューハイメディアジャパン)、07年『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)、『Mt. Fuji』(リトルモア)などがある。 パブリックコレクション:上海視覚芸術大学、東京都現代美術館 商品の説明をすべて表示する
以下は、VERNACULARに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
風土建築に興味を持って本書を手に取りました。様式建築に拮抗するヴァナキュラー建築は、土地に根ざした家々のことであり、そこには独特の風土が生まれます。石川氏は家に特化しつつも周囲の人々の様子とともに一冊に収めることで、風土をじんわりと浮かび上がらせていきます。どこかのレビュアーが、「「世界は等価値である」という主張は、逆説的に「世界に価値はない」という意味でもあります。」などと書いていますが、これこそが詭弁であり、揚げ足取りのような意味のない議論をふっかけているようにしか見えません。この大冊には、たしかに風土がにじんでおり、ある時代のある地域が写し出され、世界の別の一面を垣間見せてくれています。
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