古典植物辞典 (講談社学術文庫)
strong>本, 松田 修
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によって 松田 修
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内容紹介 日本の主要な古典に現れる上代植物のすべて 無類の花好き、日本人は、古より花に心を寄せながら暮らしを共にしてきた。『古事記』『風土記』『万葉集』などにどんな植物が登場するかを精査し、検証を加える 内容(「BOOK」データベースより) 『万葉集』には多くの花が詠み込まれている。ゆかしき古典の花、古代人の生活と共にある花、飛鳥・奈良・平安の人々はどのような植物に心を寄せたのだろうか。『古事記』『風土記』『万葉集』『源氏物語』等を徹底的に精査、上代植物を網羅し考証を加える。 商品の説明をすべて表示する
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この手の本はあまりない。古典に登場する植物が現在の何と呼ばれる植物であるかが分かる、というのは良い。しかし、注意すべき点がある。というのは著者は国語学や史学の分野の方ではなく農学出身の方であることである。ゆえに素人でも多少の知識があれば、明らかに誤りであると判断出来る記述がある。たとえば「がま」の項の考証で著者は「『古典文学大系』の『日本書紀』やでは「蒲」を「かま」と訓むが、これは『和名抄』などに従ったと思われる。しかし、カマという植物名はなく『和漢三才図会』などが示すように「ガマ」と訓むべきである(一部要約)」というふうなことを述べている。しかし、カマという語形はガマの古形である。著者はガマと訓むべき根拠として「和漢三才図会やその他の本草書が示すやうに」とは言うが、和名抄と和漢三才図会では和名抄の方が年代的に先行し、上代文学においてガマの訓みを正とする根拠足り得ぬことは明らかである。以上述べたように一部誤りはあるが、考証を参考程度にすることを念頭におけば良書であると思われる。
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