12の怖い昔話
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によって スーザン プライス
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単行本: 151ページ出版社: 長崎出版 (2009/05)ISBN-10: 4860953274ISBN-13: 978-4860953270発売日: 2009/05商品パッケージの寸法: 17.8 x 11.8 x 2 cm
以下は、12の怖い昔話に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
世界中の神話や昔話を愛するイギリスの女流児童文学作家プライスがお気に入りの怖い系の昔話を再話として独自の語り口でまとめた12編収録の秀作短編集です。12のお話はどれも怖さの中に面白さがあって、人間の愚かさが不幸を招くパターンの物語が多いですが、決して反省を促がす教訓的な内容ではなく、結果はどうあれ必然の運命を受け入れて静かに見守る著者の眼差しを感じます。『怖いもの知らずのメアリー』勇敢なメアリーは幽霊にも全然怯えず上手にお金儲けして幸福を掴みます。『兵士と死神』化け物を負かして大金を手にした兵士の幸福の果ての皮肉な運命。『影』老いた行商人が悪魔に影を売った為に失った物とは?『欲張り』幽霊の出る農家の夫婦を訪ねた物乞いの女が見事に悩みを解決してくれますが・・・・。『罪人トム・オッター』国王から誰も解けないなぞなぞを考えたら許してやると言われた罪人トムが処刑された男を見て閃きを得ます。『月』夜空を照らす月が悪人を増やし地下で死者を浮かれさせる大騒動の話。『霧のなかの古城』キリスト教司教ピーターが道に迷い異世界の古城で故アーサー王と対面します。『墓場に燃える火』兵士が結婚式で花嫁と花婿の命を奪った魔法使いを懲らしめて二人を救うのですが・・・・。『真夜中の訪問者』老母と弟を残し嫁いで暮らす娘がある夜弟の訪問を受け故郷の我が家へと向かいますが不吉な気配が漂います。『犬と幽霊』勇敢な忠犬が主人を守って幽霊と戦うのですが・・・・。『老いも死もない国』昔ある王国に生まれた双子の兄弟が病に倒れ兄だけが助かる。死が待つ運命に絶望した兄は一人で「老いも死もない国」を探して旅立つ。『道連れ』酔っ払いで懲りない亭主ジャックが夜道の道連れに出会った娘さんの姿をよく見ると・・・・。怖い中にも微笑ましくなったりしみじみと考えさせたりと何度でも読み返したくなるコンパクトな昔話集を貴方も楽しんでください。
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