エネルギーの科学史 (河出ブックス)ダウンロード

エネルギーの科学史 (河出ブックス)

strong>本, 小山 慶太

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によって 小山 慶太
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内容紹介 原子力の発見は人類のエネルギー観をどう変えたのか。19世紀から現代に至るエネルギー開発と活用の歴史をアインシュタイン、朝永振一郎、小柴昌俊ら歴代の科学者を軸に深く読み解く一冊。【目次】はじめに 「エネルギー」をどこから眺めるか序章 エネルギーの歴史の分水嶺●『二〇一〇年宇宙の旅』●皆既日食とヘリウム元素◎星をめぐるノーベル物理学賞●十九世紀物理学と太陽のエネルギー●力学的エネルギー保存則●古典物理学の万能性●歴史の分水嶺第一章 蒸気機関と熱エネルギー蒸気機関コンピュータ●蒸気機関の開発と応用●熱気球で空の旅●熱の力ロリック説●暗黒エネルギーとカロリック●熱の運動説●カルノーと熱機関の理論●カルノーが鳴らした警鐘第二章 電磁気学の確立と電気エネルギー●カエルの脚とガルヴァーニ電気●『フランケンシュタイン』誕生の舞台裏●十八世紀の電気研究●電池の発明●電気エネルギーと化学エネルギー●電流の磁気作用●ファラデーと電気文明の夜明け●エリザベス女王の除幕式●電磁気学理論の確立と電磁波の発見●電子の発見●エネルギーの歴史の転換期第三章 放射能と原子核ーー新しいエネルギー●化学エネルギーと錬金術●X線の発見-最初の偶然-●放射能の発見-二つ目の偶然-●ラジウムの発見●ピエール・キュリーのノーベル賞講演●原子核の発見●原子の内部構造と“死のらせん階段"●原子核の構成要素-陽子の発見●長岡半太郎の“錬金術"●原子の構成要素-中性子の発見●人工放射能の発見●核分裂の発見第四章 核エネルギーの解放●アインシュタインの書簡●E=mc2(二乗)が語る驚き●核分裂の連鎖反応●真珠湾と新大陸●核分裂と核融合●不思議の国のトムキンスと物理定数●オクロの原子炉と微細構造定数第五章 ミクロの世界を操るエネルギー●反物質とエネルギー●ディラック方程式と空孔理論●空孔理論と反粒子●反水素原子の生成●不確定性原理とエネルギー●核力と中間子論●ドラえもんのポケット●水素原子のラム・シフト●光子のお手玉●ゆらぐエネルギー第六章 宇宙と暗黒エネルギー●豊饒なる真空●ビッグバンの根拠●漱石と真空●デカルトの渦動宇宙●永久機関と天動説●エーテルと光●エーテルの矛盾●ニュートンの神、アインシュタインの宇宙項●膨張をつづける宇宙●普通の物質と暗黒物質●宇宙の加速膨張●偏在する暗黒エネルギー終章 エネルギー、過去・現在・未来●北京原人と火●ドン・キホーテと風車●水力による十三世紀の自動機械●自然エネルギーと化石エネルギー●原子力の限界●宇宙はどこから生まれたのか? 内容(「BOOK」データベースより) 熱、電気、そして原子力の発見は、人類のエネルギー観をどのように変えたのか。19世紀から現代に至るエネルギー開発と活用の歴史を、アインシュタイン、ボーア、フェルミ、朝永振一郎ら歴代の科学者を軸にたどる。自然を理解し、宇宙を認識するという科学の営みは、煎じ詰めればエネルギーの正体とそれによって生起する諸現象の解明に尽きるといえる。エネルギーと社会の関係が再考を迫られている今、近視眼的なエネルギー論争で見失いがちな問題の本質に迫る野心作。 著者について 1948年生まれ。科学史家、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は物理学、天文学の近現代史。著書に『科学史年表』『永久機関で語る現代物理学』『科学の思想と歩み』他多数。NHK教育テレビ、ラジオ等でも活躍。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 小山/慶太 1948年生まれ。科学史家。早稲田大学社会科学総合学術院教授。理学博士。専門は物理学、天文学の近現代史。早稲田大学理工学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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太古の時代から人類の文明の発展に貢献してきた火力から原子力に至る様々なエネルギーについての物語である。特に原子力と呼ばれている核エネルギーについては,1895年のレントゲンのX線の発見に触発された1896年のベクレルの放射能の発見によって、その存在が明らかにされ、その後、多くの天才たちの努力によって原子核の構造と放射能発生の機序が解明され、ついに1942年にフェルミらによって原子炉が建設されるまでの過程が簡明に記述されている。アインシュタインの恐ろしほで単純な方程式 E=mc2で示される原子の質量からエネルギーへの変換は古典的物理学では説明できず、五感では感知し得ない異次元の世界の現象であり、原子の融合や分裂に伴い放出される核エネルギーは宇宙の誕生からその未来に深く関わっていることを示唆している。’神様はサイコロ遊びをしたか’などより文章がやや堅い印象を受けるが、素人には取り付き難い素粒子の世界が平易な言葉で語られている。原子力に関心を持たれている方に一読を勧めたい。(taro)

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