奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている (新潮文庫) pdfダウンロード

奪われる日本の森―外資が水資源を狙っている (新潮文庫)

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によって 平野 秀樹
4.7 5つ星のうち9 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより) ある日、窓を開けて外を眺めると、見える山という山に外国旗が掲げられている―。これは夢物語ではない。かつて武力で強奪された領土は、現代では金にモノを言わせる外資に買収され、奪われているのだ。法は整備されておらず、このまま国家の基盤たる国土が多国籍化し続ければ、日本という存在そのものが消滅しかねない。国を守るために我々がなすべきこととは。驚愕のレポート。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 平野/秀樹 1954(昭和29)年生れ。九州大学卒業。国土庁防災企画官、大阪大学医学部講師、環境省環境影響評価課長、林野庁経営企画課長、農水省中部森林管理局長を歴任。農学博士。現在、東京財団研究員。日本ペンクラブ環境委員会委員 安田/喜憲 1946(昭和21)年生れ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。理学博士。国際日本文化研究センター名誉教授。東北大学大学院環境科学研究科教授。2007(平成19)年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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「これからは、顔の見えない森林所有者や地域とは直接縁のない森林所有者が増えていく。それを想定した資源政策の必要性を強調したい。なぜなら、水ともつながる森林は生命の維持に不可欠な資源であり、地域にとって、また下流域にとってかけがえのない社会的資本――基本インフラであるからだ」。「日本における土地所有権(私的財産権)は実質的に絶対不可侵に近く、土地という財産を保持することの効力はおそらくどの国よりも強い」。そうした権利の保障が持つある種の陥穽をついた議論が的外れとは思わない。地下水源をめぐる権利や法規制の不完備についての指摘も極めて妥当。地籍すらも公的に把握できていない、という点などはひたすら絶句させられる。けれども、本書が孕む第一の危うさは、そもそも「なぜ森を買う?」との問い立てについての回答が、あまりに論点先取で進められてしまう点にある。筆者は「水資源」に大きなウェイトを見出そうとするのだが、言質が取れているわけでもなく、総じてみれば憶測の域を出ない。そもそもビジネスとして現状成立していないからこそ、「森林(林地+立木)がいま不当に安い」という事態に陥っているわけで、いくら本書を読み進めても、なぜにそんな不採算ジャンルに資本注入を図るのか、が杳として見えてこない。「他には何もいらない。この美しい大地と森と水と生き物たちの世界があれば、この地球で生きていくことができる」。「森の力が森の中の生きとし生けるものの力が、日本人に多神教の世界を守り通させたのである」。本書の最大の危うさは何といっても、共著者の安田氏によるこれら文明論もどき。略歴を参照するに、元官僚の平野氏が現状や法整備の話を担当し、安田氏が自然科学の知見から森林を失う弊害を受け持つのか、と思いきや、氏が担うことといえば、抽象的で時に過激な文明批判。「マッカーサーは日本を共産主義に対決するキリスト教の理想郷にしたいという野望に燃えてやってきた。/彼がまず手をつけたことは、神道から魂を抜き去ることであった。以来、神官はみずからの哲学を語ることなく、仏教は葬式儀礼の宗教に堕落していった。……一方、マルクス史観に対しては、マッカーサーは寛容な態度をとった。伝統宗教を否定するマルクス史観は、日本人から伝統的な宗教心を葬り去ろうとするマッカーサーには都合がよかったからである」。なんだろう、この陰謀論と妄想と自然崇拝の混合物は。そしてさらなる驚愕は、この聖典の著者が紫綬褒章の受章者であるということ。こんなトンデモ論を盛り込んでしまった時点で、いかなる真っ当な危機意識もすべて台なし。

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